日経新聞の「池上彰の教養講座」という連載があります。
今日のは、格別にひどいです。
「戦後史の歩き方」「自民圧勝の陰に」だそうで、
選挙特番で、
①石破幹事長が活躍したが、選対委員長の河村さんに
「圧勝も幹事長のおかげですね」と聞いたら、「総力戦です」と答えた。
暗に、「俺ががんばったからだよ」と言っているようなものです。
②石破幹事長に内閣改造で大臣になりたいという動きがありますね」と尋ねたら、
「能力がある人はそれぞれのポストがあるのは当然のこと」と切り返してきました。
隙を見せません、さすがです。
③衛藤議員は1000を超える業界団体の指示や推薦を得ている。
「様々団体の要望に応えようとすると、いろんな矛盾が出てきませんか」と問うと、
「必要な規則は守っていきます」と答えた。
ここからアベノミクスの「規制緩和」に話が移り、
自民党内には支持してくれた業界団体の利益のため、
「必要な規制を守れ」と唱える勢力も増えていると
話を展開。
④安倍首相に「オバマ大統領は安倍さんのことが嫌いじゃないんでしょうか」とズバリ聞きました。
安倍氏はきっぱり否定することなく、「いや、仲は良いですよ」ともひていしませんでした。
日米は国と国との付き合いは仲がいいから大丈夫と言ったことは、オバマ氏とはうまくいっていないということを、暗に認めたのではないかと受け止めました。
とのこと。
まず、暗に○○○したようなもの、という表現が多すぎ。
政治記者って、そういう言葉の裏を読み取り報道するものみたいですが、
たとえば「こう発言したからこういう意図があると知らせる」と言うお約束。
でも、この場合は、あくまで「感想」ですよね。
そして、暗に○○○したようなもの、と思われる。っていうのって、
近所のおばさんの噂話レベルの根拠ですよね。
切り返す、とか、隙を見せません、とか、悪意あり過ぎ。
また、衛藤議員の「規則を守る」「規制を守る」ですが、
似たような言葉を並べて誤解を招くようにしています。
衛藤議員が守るのは「規則」。規則に従って行動する、と言うこと。
業界団体が規制緩和に抵抗するのとは、違う話です。
そして、極めつけは最後の安倍オバマ関係。
保守系のみなさんなら、すでに青山さんのアンカーでの発言で、
オバマ大統領が安倍首相に電話をかけてきて、
30分くらい習近平の愚痴をこぼした、と既にご存知ですよね。
そして、はっきり言って、気に入らんやつが国家元首でも、別にかまわないんですよ。
そりゃあ、個人的に仲がいい方が話はつけやすいでしょうけど、
仕事ができる政治家かどうか、イデオロギーが偏っていないかどうか、
我が国の国益に反する外交をする人ではないかどうか、
が肝心なんですよ。
はっき言って、たたき上げオバマと坊ちゃん育ち安倍晋三が、
最初っから仲良くなれるわけありませんよ。
ロン・ヤスのような「強い国志向」で一致した関係や、
小泉ブッシュのような、エスタブリッシュメントなお育ちの関係とはわけが違います。
それと、単にオバマが外交音痴、と言うことも忘れてはいけませんね。
そして、〆は
良好な日米関係は貿易、対中国など様々な外国交渉に影響します。
中略
外交問題をどう打開していくか課題を抱えていることを知っておいてください。
何、この上から目線。
みんなそんなこととっくに知ってるよ!
この一般人の保守ブログの増加ぶりを見よ。
お前こそ情弱。
しかも、これ、東工大での講義を基に執筆しているんだそうです。
学校というところは、
はだしのゲンに始まって、最高学府までもが、
いいように利用されちゃってるんですね。
勘弁してくれ。
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Author:りか
りかです。
どうぞよろしく。
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